Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
小島 康明*; 浅井 雅人*; 長 明彦; 小泉 光生; 関根 俊明; 柴田 理尋*; 山本 洋*; 河出 清*
Applied Radiation and Isotopes, 49(7), p.829 - 834, 1998/00
被引用回数:4 パーセンタイル:38.63(Chemistry, Inorganic & Nuclear)高崎研TIARAのオンライン同位体分離器を用いて中性子欠損核Laの線最大エネルギーを測定し、崩壊エネルギーQ値を求めた。LaはMo(Ar,3p1n)反応で生成させ、-同時計数測定を行った。線はプレナー型HPGe検出器で、線は同軸型HPGe検出器で測定し、線スペクトルは別に測定した単色陽電子に対する応答関数を使って解析し、線最大エネルギーを決定した。崩壊に伴う線を選別することにより、Laの高スピンと低スピンの異性体のQ値として、それぞれ7700100keV,7910400keVが初めて得られた。これらから求められる質量の値を各種の質量公式による値と比較したところ、Jaeneckeらの式が最もよく実験値と一致することがわかった。
浅井 雅人*; 関根 俊明; 長 明彦; 小泉 光生; 小島 康明*; 柴田 理尋*; 山本 洋*; 河出 清*
Physical Review C, 56(6), p.3045 - 3053, 1997/12
被引用回数:22 パーセンタイル:74.54(Physics, Nuclear)Laの崩壊で見られるBa核の低スピン状態をTIARAのオンライン同位体分離器に設置した-角度相関測定装置で調べた。不確かであった第1励起O準位(O)のスピンを確立するとともに、O等より高い励起O準位を新たに見いだした。報告されていたBaのO準位が誤りであることが確認された結果、中性子数の減少とともにO準位は急激にエネルギーを下げ、中性子数72で最小になり、中性子数66に向けてゆっくり上昇することがわかった。一方、O準位は中性子数の減少とともに単調に減することがわかり、OとO準位はより変形した核でエネルギー関係が逆転する可能性が示唆された。このような振舞いは、3軸非対称変形しやすい核にあるO準位が軸対称変形核において2フォノン振動状態に、O準位が振動状態に変化していく過程と解釈される。
長 明彦; 浅井 雅人*; 小泉 光生; 関根 俊明; 市川 進一; 小島 康明*; 山本 洋*; 河出 清*
Nuclear Physics A, 588, p.185C - 190C, 1995/00
被引用回数:24 パーセンタイル:76.79(Physics, Nuclear)プラセオジムアイソトープの崩壊で生成するセリウムの原子核は、原子核変形の遷移領域にある偶数陽子の原子核として、キセノン及びバリウムの原子核と共に興味が持たれている。高崎研TIARAのAVF型サイクロトロンに設置したISOL(オンラインアイソトープ分離器)を用いて、MeVのArビームとMoまたはMo濃縮ターゲットとの反応で生成させた、質量数127、126、125の不安定なプラセオジムアイソトープについて核分光学的測定を行った。Pr(半減期7.7秒)の崩壊では、Ce核の回転バンドを見い出した。新核種であるPrを同定し、半減期を3.30.7秒と決定したが、見い出された2本の線は回転バンドに今のところ帰属できない。Pr(半減期3.2秒)の崩壊では、偶数核Ceの6準位までの基底回転バンドと共に、バンドのヘッドと考えられる準位を、相互作用するボソン模型の予言に近いエネルギーに見い出した。